気象衛星ひまわり(GMS)の画像で見る
望星丸の位置と周辺の状況
(2003年2月15日〜3月31日)
概要:
東海大学情報技術センター/宇宙情報センターでは、衛星データ利用研究の一環として、2000年の第31回の海外研修航海から気象衛星ひまわり(GMS5号)が観測した最新の地球の画像に航海中の望星丸の航跡を随時プロットしてホームページで公開するサービスを開始しました。ここに示す画像は望星丸が帰港した2003年3月31日のGMS画像に第34回研修航海の全航跡を空色の線でプロットしたものです。
空色線が望星丸の航跡
GMS赤外全球画像にプロットした望星丸の全航跡
画像の説明:
気象衛星ひまわり(GMS)に搭載された赤外センサが観測した全球画像です。ここでは温度が低いところほど明るく見えるように処理してあります。このため、温度の低い雲は昼夜にかかわらず白く見えます。黒く見える領域はほぼ晴れている領域と見なすことができます。
画像の横に赤字で書かれている日時はGMS衛星の観測開始時間をグリニッジ標準時GMTで示したものです。例えば、02:32GMTは+9時間すると日本標準時11:32JSTとなります。GMS衛星は赤道上空からセンサのミラーの角度を少しずく変えて、地球を北から南(つまり画像の上から下)まで約25分かけて観測していきます。つまりこの画像の一番上と一番下では観測時間に約25分の時間差があることになります。
1時間毎にGMS衛星が観測したデータは熊本の東海大学宇宙情報センターで受信・処理され、インターネット経由で東京にある東海大学情報技術センターに送られ、望星丸航海中は受信終了約30分でこのホームページに掲載されます。但し、気象庁では現在、GMSの運用上の制約から、南半球についてはグリニッジ標準時の2,4,5,8,10,11,14,16,17,20,22,23時のみ観測を行っています。従って、南半球を含めた全球画像が得られるのは、上記観測時間のみです。なお、北極周辺はセンサの駆動上の問題から現在は観測されていません。
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