モンゴルの草原・森林火災

　モンゴル草原・森林で1月に起きた火災は、5月になっても延焼が続いている。東海大学では、日本で報じられた4月上旬から、TSICでMOS-1 MESSRおよびNOAA　AVHRRデータを連続的に受信してその状況を継続的にモニターし、TRICで画像解析を実施した。成果は、5月10日のNHKハイビジョンニュースで放映された。NOAA　AVHRR画像は、首都ウランバートルに近い地域での火災の模様を写しだし、広域多発の草原火災の消化活動の難しさを物語っている。MESSRが捉えた消失地域は黒く現れている。MESSR画像は、全体にモノトーンで4月のモンゴル草原の植生が枯れ草に近いことを示している。