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「古代エジプト ファラオと民の歴史」と「東海大学と宇宙考古学」展を開催
 横浜ユーラシア文化館において企画展「古代エジプト ファラオと民の歴史(2015年1月31日~4月5日)」が開催されました。この展覧会は、日本におけるエジプト学研究の先駆者で東海大学名誉教授であった故鈴木八司氏が収集し、東海大学に寄贈された古代エジプト・中近東のコレクションの中から約200点を紹介するもので、この企画に情報技術センターも協力しました。
 当センターでは、故鈴木八司氏のコレクションについて、2011年度よりフィルムのデジタル化や修復保存に協力してきました。今回の展覧会では、多種の地上観測衛データを使いスーダンからナイル川河口(地中海)までのナイル川流域の4K映像を作成しました。映像は、ナイル川上流から河口へと北上する動画をTerra/MODISの衛星画像に海底や地上の地形データを組み合わせて作成し、これをベースとして、鈴木氏が撮影した写真や展覧会の出展遺物などの関連画像と、より高解像度であるQuickBird、WorldView-2の衛星画像によるギザなど主要な地域の拡大画像を合わせたもので、高精細な画像で、エジプト文明の源であるナイル川と古代の遺跡を上空から俯瞰し、その特徴を紹介する内容です。
 また、同時開催した「東海大学と宇宙考古学」展では、人工衛星のデータによって発見に成功した5カ所の古代エジプト遺跡の紹介など、当センターが20年以上にわたって先進的に取り組んできた「宇宙考古学(スペース・アーキオロジー)」研究についてパネル展示などで紹介しました。週末には来場者に対する展示解説なども行い、エジプト大使をはじめ合計で1万3千331人の方に来館頂きました。

(※本企画展は4/5で終了しました。多数のご来場ありがとうございました。)

  


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