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東海大学を含む共同研究体が国土交通省の研究委託先に決定   ―ライダー技術とAIを活用して洪水予測の高精度化に挑戦―

東海大学は、内閣府が主導する「研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)※」において、国土交通省 九州地方整備局が実施する「革新的な統合気象データを用いた洪水予測の高精度化」の研究開発委託先として採択された共同研究体※(代表機関:九州大学)に参画します。
詳細はこちら 「内閣府HP:https://www8.cao.go.jp/cstp/bridge/index.html
                   「国土交通省 九州地方整備局:https://www.qsr.mlit.go.jp/oshirase/r5/23111002.html

※ 共同研究体:九州大学、佐賀大学、山口大学、福岡大学、鹿児島大学、福岡工業大学、東海大学、京都大学、防災科学技術研究所、英弘精機㈱

1.研究開発委託の背景
近年、地球温暖化により線状降水帯等による豪雨災害の頻発化・甚大化が懸念されています。このような豪雨災害による被害低減には降雨量や河川流量・河川水位の予測技術の更なる高度化が求められています。予測技術の高度化のためには、流域へ流入する水蒸気と熱のフラックスを把握することが重要であり、これらを同時に観測することが期待されています。

2.BRIDGEの研究概要
本プロジェクトでは、洪水予測の精度向上を目的として、ライダーによる水蒸気・気温・風速・風向の鉛直分布の観測技術を開発し、衛星データや高層天気図のパターン化による新たな統合気象データを創出します。更に、統合気象データを入力情報としてAIによる降雨量や河川流量・河川水位を予測し、その有効性を検証します。本プロジェクトの成果は河川行政における洪水予測システムへの実装や、防災・減災に貢献します。

  <本件に関するお問い合わせ> 東海大学建築都市学部土木工学科 助教・情報技術センター研究員 白水 元(共同研究体参画研究者)